去年の6月、水道橋博士の絶賛ツイートに影響されて新宿ケイズシネマへ見に行った。学校帰りの昼の回に行こうと思ったら満席で夕方の回で見ることに。ちなみにこの映画館では連続満員記録を伸ばして盛り上がっていた(100回以上いってた気がする)。開場前のロビーはライブハウスのような混雑具合。座席につくとブルーハーツの「1000のバイオリン」とスーパーカーの「STORYWRITER」が流れていたが選曲が謎w(どっちも好きだけど)、一体誰の選曲なのだろう。本編の二重構造のことは全く知らなかったので見ていてホント驚いた。後半になるにつれ場内のボルテージがだんだんと上がっていく。大爆笑の連続。映画館でこんなに笑いが起こる体験は初めてだった。満員で狭い場内だというのもあって一体感があった。上映後、監督とキャストが舞台挨拶。今さっき画面で見てた人たちが目の前にいるのが新鮮。この舞台挨拶は毎日やっていたらしくこの地道な努力が大ヒットに繋がっていったと思うと感慨深い。劇場を出ると階段でキャストの方々がお見送り。サイン貰えばよかったな。こんな心があったかい気持ちで劇場を出たことなんて今までなかった。そういえば、監督が松竹の人から名刺を貰って挨拶してる瞬間を見た。そして上田監督の新作が今年の秋に松竹で公開される。それがあの名刺交換から始まったのだとしたら僕は貴重な場面を見たのではないか。思い過ごしかもしれないけど。公開されてから「カメ止め」の快進撃はすごかった。著名人が次々と感想をツイートして夏にはシネコンでも拡大公開された。普段映画を見に行かない親も見に行き、僕も友達と2回目を見た。友達はえらく感動していた。学校の教授は「あれが面白いといってたらダメ」と否定的だった。ツイッターでは何十回も見た狂気的なファンがいた。Abemaのスピードワゴンの番組やワイドナショー、報道ステーションでも特集が組まれた。僕が大好きな「映画秘宝」では年間ランキング1位になった。そして金曜ロードショウで放送されるまでになった。第一部にあたる部分をノーカットで放送したり、しっかり血も映ってたりして地上波テレビでも頑張っていた。金ローでは監督たちの副音声実況があったので面白かったのをメモする。
・ホラー映画のファイナルガール(最後まで生き残る女の子)はショーパンでタンクトップにツインテールなのでそうした
・ゲロはふぐ雑炊で作った
・ゾンビのコンタクトレンズがハマらないハプニングがあった
・血がレンズについたのはハプニング
・上田監督は撮影中ずっとカメラマンの後ろについってた
・CGは2箇所(ゲロを足す、傷跡を綺麗に剥がす)
・第一部のエンドロールに登場する脚本の田上二郎は上田慎一郎をもじったもの
・監督の自宅シーンは上田監督の自宅(赤ちゃんも監督の子)
・衣装は私服(娘の映画Tシャツは買ったもの)
・撮影は全部で8日間 廃墟のシーンが5日間
・ドローンは私物
・「ポン」は監督の中学時代のギャグ