電池メンタル社会人日記

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少女革命ウテナ 感想

情報

制作 JCSTAFF

監督 幾原邦彦

脚本 榎戸洋司

期間 1997年4月〜12月

話数 39話

 

声優

川上とも子 天上ウテナ(てんじょう ウテナ

渕崎ゆり子 姫宮アンシー(ひめみや アンシー)

小杉十郎太 鳳暁生(おおとり あきお)

子安武人  桐生冬芽(きりゅう とうが)

白鳥由里  桐生七実(きりゅう ななみ)

草尾毅   西園寺莢一(さいおんじ きょういち)

 

感想

ウテナは幼い頃、王子から指輪を貰い王子に憧れる。王子になりたいウテナは高校では男子の制服を着てボクっ娘。高校には生徒会があり「薔薇の刻印」という指輪をつけてる。生徒会は「世界の果てからの手紙」で決闘する組み合わせを決める(許可制)。決闘で決めるのは「薔薇の花嫁」(アンシー)の取り合い。「薔薇の花嫁」は世界を革命する力を持っている。決闘場になる「天空の城」には永遠がある。ウテナが貰った指輪は「薔薇の刻印」だった。西園寺がアンシーをビンタしたことでウテナが決闘を挑む。

 

ウテナはアンシーの兄、鳳に惚れてる。「だって私女の子だもん」。王子になることなんて忘れてるウテナ。そこから真相に触れて最終局面へ。

薔薇の花嫁は魔女だった。世界から王子を守った彼女は、王子を奪った(独り占め)として世界から死ねない呪いに囚われる。彼女は世界の果てになった。ウテナは幼い頃に指輪をもらい「王子の気高さ」だけ覚えていた。ウテナはアンシーを救おうとする。「10年後も一緒に笑ってお茶飲もう」と約束したから。自殺しようとするアンシーを救うウテナ。「僕が王子様になるってことだろ」「あなたは私(アンシー)の王子様になれない女の子だから・・」。ちなみにあの決闘場は理事長室でおとぎ話の願望をプラネタリウムで投影していた。世界を革命するものになったウテナはドレス姿で剣を持って立ち向かう。棺桶に収まるアンシーに手を差し伸ばすウテナ「早く手を!」。エヴァ破のシンジ君のよう。しかし手が届かないウテナに劔が突き刺さる 。

世界に革命は起こらなかった。アンシー「あの人はいなくなっていない」「今度は私がいくから」。今度はアンシーが世界を革命するために旅へ出る。

 

まどマギ」に似てると思った。舞台装置の奇抜な感じ。友達の呪いを救う二人の少女の物語(立場が反転する)。「まどマギ」は「ウテナ」から多大に影響を受けてるのだなと感じた。ただ、「まどマギ」の方がテーマも話数もまとまっていて好き。「ウテナ」は長い。あと今回はニコ生で見たのだが「この後初見は絶望」などのコメントがあったが「まどマギ」を見ていたのでそこまで衝撃は感じなかった。

世界観がいい。画面に薔薇が舞う感じやワードの厨二感が好き。3話のウテナの「姫宮!一緒に踊ろう」のセリフも好き。

このアニメでネタキャラになってる七実七実が主役の回はネタ回。七実が首にカウベルをつけて生活していたら体が牛になっていき決闘(最後にカウベルが外れ体は戻る)になる話など。一番好きな話は七実が卵を産む回。七実が朝起きるとベットに卵がそこに。この卵で同級生に宇宙人に疑われる?それともみんな卵産んでるの?それを知らないことでバカにされる?そんな卵は巨大化して破壊。という夢を見て起きたらそこには割れた卵が。最後のカットでいなくなったチュチュが登場。卵から生まれたと思われる不思議なオチだった。