電池メンタル社会人日記

映画やライブの感想書きます

サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 "turn"

4/20(土)幕張メッセ(開演:18時)

 

昼にルミネtheよしもとでライブを観てきた。出番順は①銀シャリ空気階段ネルソンズ④金属バット⑤5GAPトータルテンボス佐久間一行フットボールアワー銀シャリは「野菜」のネタ。お客さん巻き込んで盛り上がる感じはトップバッターとして最高。空気階段は「チャゲアス」のコント。間の取り方とシュールさが単独ライブのよう。ネルソンズは「結婚式」のネタ。そして遂に観ることのできた金属バットは「カルタ」のネタ。大阪の交通違反がカルタになってるという内容。最後はビックモーターでシメ!さすが!金属バットを初めて認識したのは2017年のM-1あたりだろうか。友保さんの顔がどうしても僕の好きなタイプというか、好きだった子の顔に似ていてなんかドキドキする。これの行き着く先がラニーノーズのファンみたいな感じなのか、、。ブラックなネタから一転、出オチのモノボケマシマシのコントの5GAP、2人の声が素晴らしいトータルテンボスと続く。佐久間一行の「お菓子工場」のネタは前にも観たけど天才としか言いようがない。子供の多い土曜のライブにピッタリのネタ。トリはフットボールアワーブラマヨとかでも思ったけど、あのM-1の黄金期の漫才師はやはりスターだなと感じる。ネタは「冷蔵庫」。流石でした。休憩を挟んで初めて観るスペシャルコメディ。サルゴリラの2人も出演していてお得な感じ。座長の石田靖の声はガスガスでした。30分ほどの尺で新喜劇フォーマットよろしく、最後は人質のくだりになるんだなと。未だにサンボマスターいじりしてたのは引いたけど。お笑いが好きな人が集まって集中して観るライブもいいけど、ほとんどの人がお笑いライブが初めてという環境のライブも芸人の真価が発揮される感じがして好きだ。会場から出てトイレは行こうとするとズボンに入ってた財布がない。慌てて席に戻ると、拾ってくれた人がいた。優しい泣泣。回転寿司で昼食を食べていざ幕張メッセへ。

 

レディオヘッドを聴きながら京葉線に乗っていると、葛西臨海公園のアナウンスが聴こえる。そういえばパソコン音楽クラブの3枚目のアルバムジャケットの水族館のあるところじゃん。今日は降りなかったけど、いつか行ってみたい。もうリニューアルするらしいけど。幕張メッセのイベントといえば、フェスとかニコニコ超会議とか抜けば、2018年に行ったゲームセンターCXのイベント以来だ。ほんとは2019年にもサカナクション幕張メッセのライブは行けるはずだったけど、法事のため行けず。その年のCDJで初めて観て、22年1月の武道館で初めてワンマンを観た。その夏のソニマニに出るはずだったけど、山口の病気によって出演キャンセルになったのだった。

 

会場に着くと既に大勢の人が。復活を待ち望んでいたファンでいっぱいで、僕は一般のリセールのアリーナAだったわけだけど、後ろのエリアだからって結構パンパンの状態。スクリーンには雷雨が映し出され、会場を取り囲むスピーカーからは雨の環境音が流れると、「Ame(B)」からスタート。ここから6曲目まではノンストップでブチ上げのロックソングを連発。「アイデンティティ」からの「ルーキー」の繋ぎは定番で知っているはずなのに何度聴いてもアガってしまう。「ルーキー」からはレーザー照明がたかれるダンスホールに。和太鼓を叩くパフォーマンスからのバチを投げ捨ててギターに持ち替えるのがカッコいい。5曲目は僕が大好きな最強ロックソング「Aoi」。6曲目の「プラトー」は壮大なカッコよさで思わず手を挙げてしまう。7〜10曲目はダウナーでダークな曲群。サカナクションのつくるフォーク的なバラードは、はっきりと苦手で、エレクトロの要素も少ないので何ともノレない。11曲目は曲タイトルの通り、ほんとに曲の展開がエモーショナルな「さよならはエモーション」。

 

12曲目の「ホーリーダンス」からは踊らせる選曲でサカナクションの本領を発揮。「ホーリーダンス」からの繋ぎでエレクトロなダンスミュージックのゾーンへ。「バッハの旋律〜」のフレーズも引用しつつ、幕張メッセをダンスミュージックでクラブハウスに変貌させる。サカナクションの好きなところは、ロックバンドでありながら、やはり出自であるダンスミュージックの成分を忘れずに、ライブの中でその時間を絶対に入れてくれるところ。山口が自由に踊れというように僕も踊りまくりな訳だか、前の武道館でも思ったけど、思ったより周りの客は踊ってない。別にいいのだけど、サカナクションのどの部分をみんなは好きなのだろうかと思うし、それだけ大衆に受けてる色んな客が来るとも考えられるか。ダンスミュージックのノセられていると、いつのまにかテーブルに横一列に並びサングラスとヘッドセットをしたメンバーが三角形のスクリーンの前に高く持ち上がり演奏している。僕からすれば、いつかのピラミッドで演奏したダフトパンクのようで、この仰々しさにウケると共にブチ上がり。そこで「ネイティブダンサー」が披露されてから繋いで披露されたのはもちろん「ミュージック」。定番曲でありながら、やはり周りの客も今日一の盛り上がりをみせて、テーブルから離れてラスサビでバンドセットに戻るとやはりブチ上がり!!

 

15曲目はファンクなサウンドが新たな一面をみせる「ショック!」、新しい曲ながら盛り上がる定番曲になっている「モス」、サカナクションの代表曲の決定版になった「新宝島」、ラストはシメにあう「忘れられないの」。

 

アンコールは山口が「まだまだ踊れる!?」と煽って始まった「夜の踊り子」。聴けて嬉しかったし、飛び跳ねまくりのノリまくり。今年で17年になるというサカナクションが、MCを挟んでデビュー曲の「三日月サンセット」を披露。ラストは5人でやりたかったという「シャンディガフ」。2年ぶりのライブということで、メンバーも嬉しく思っていたし、ドラムは泣いてたし、それを山口が抱きしめていた。日本で最大規模のスピーカーによって確かに後ろのエリアでも音響はよかったけど、やっぱライブ会場としての幕張メッセは苦手だ。アリーナ会場で今回のライブを観てみたいなと思う。あと幕張の嫌なのは帰りの電車の混雑具合と家まで遠いこと。満員でパンパンの電車に乗って腰が最悪になりながらこの文章を書いてます。それにAirPodsのケースを家を忘れたので充電切れで音楽も聴けないし。久々にイヤホンつけずに1、2時間外出しないといけないなんて。

 

〈セットリスト〉

1.Ame(B)

2.陽炎

3.アイデンティティ

4.ルーキー

5.Aoi

6.プラトー

7.ユリイカ

8.流線

9.ナイロンの糸

10.ネプトゥーヌス

11.さよならはエモーション

12.ホーリーダンス

13.ネイティブダンサー

14.ミュージック

15.ショック!

16.モス

17.新宝島

18.忘れられないの

アンコール

19.夜の踊り子

20.三日月サンセット

21.シャンディガフ

 

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