12/28(土)インテックス大阪
朝4時半に起床。睡眠時間3時間くらい。急いで東京駅から新幹線に乗ったのに、途中で山陽新幹線の方で火事があり、大幅に遅延する。「アトロク」のシネマランキング回聴いたり、「検索ちゃんネタ祭り」観たり、moreruのアルバムなんか聴きながら過ごす。新大阪駅から京都線に乗り換えるわけだが、新大阪でも線路に立ち入りがあったらしくまた遅延。あー。大混雑の電車に乗って、コスモスクエア駅で降りて、さむーい中、歩いて会場へ。もうお目当てのローラズはとうに始まっていて、迷いながらステージに着いたときには、「rendez-vous」が始まっていて、でも途中からでも聴けて嬉しかったし、ラストも大好きな「sad number」で良かった!そこからクロークへ並ぶと結果的に40分くらいかかって、CDJのスムーズなクロークを恋しく思ったり、、、ということで急いでネバヤンへ。
・never young beach(12:05〜R-STAGE)
聴けたのは4曲目の「Motel」から。ギタボ、ギター×2、ベース、ドラム、キーボードの6人編成。メンバー全員、「ネバヤン10周年」と書かれた法被を着て、演奏してる姿も曲調も含めて、堅苦しくなくてお気楽な感じがとても良かった。それはSummer Eyeのライブ映像みたいな幸せさがあって、結果そういうライブスタイルに辿り着くんだなみたいなことを思った。ボーカルの安部さんの顔が恵比寿さん、またはオタフクソースのキャラみたいに見えたのも、その一因かもしれない。MC挟んで7曲目からは、ロックバンドらしいモードに。「どうでもいいけど」では安部が「ギター!ギター!ギター!」と叫ぶと2人のギタリストが互いにソロを弾きあい、安倍のシャウトも炸裂するロックンロール。 8曲目「あまり行かない喫茶店で」はなんか聴いたことあって、ノリノリに。もう終盤だよなー、アレやらないのかなーと思ってたらキタ!「明るい未来」!もう満足って感じだったけど、阿部がギターを手にして3人ギターで、最後に詰め込むように「お別れの歌」をやってくれてカッコよすぎて、ほんとに今日来てよかったなといきなり思えた。
〈セットリスト〉
1.なんかさ
2.らりらりらん
3.哀しいことばかり
4.Motel
5.Hey Hey My My
6.毎日幸せさ
7.どうでもいいけど
8.あまり行かない喫茶店で
9.Oh Yeah
10.明るい未来
11.お別れの歌
・9mm Parabellum Bullet (13:15〜R-STAGE)
ロックが好きなら誰だって、あの1stアルバムは聴いたら好きになるでしょ。ということで、多分高校の頃に存在を知って、あの1stアルバムばかりずっと聴いていた。単純に厨二病的にカッコいいよ。そんな存在だけど、ライブを観るのは遂に初めて。ギタボ、ギター×2、ベース、ドラムの編成。とりあえず、どの楽曲も聴いたことなくてもカッコよくて、メタルみたいに手数の多いサウンドで、お祭りギターロックな趣きもあって、でもどの楽曲にも全パートが重くかます瞬間があるのがツボ。メンバーが荒れ狂って演奏する姿は、ロックバンドは暴れてなんぼだなって思う。滝の風貌はテレフォンズの石毛みたいだった。僕は知らない曲だったけど、「新しい光」はカッコよかったし、〈新しい光の中に君を連れていくのさ〉の部分はみんな合唱していたし、前方の方ではモッシュも発生してた。「太陽が欲しいだけ」はイントロからブチ上がるし、「Black Market Blues」は、ほんとノリノリにジャンプして踊ってしまう。ラストは菅原が「良いお年をー」と叫んでから始まった 「Punishment」。ずっと何度もライブ映像を観ていて待ちに待っていた。ギターとベースの4人がステージ前方に揃って出てきて弾きまくる姿ほんとにカッコよかった。滝が隣の照明のヤグラに突っ込まないかなって期待したけど、そんなことはなかった笑。
〈セットリスト〉
リハ①Discommunication
1.Baby, Please Burn Out
2.The Revolutionary
3.One More Time
4.新しい光
5.Brand New Day
6.太陽が欲しいだけ
7.Black Market Blues
8.叫び -The Freedom You Need-
9.Punishment
・PK shampoo(14:30〜LIVE HOUSE ANTENNA)
開演のだいぶ前からリハで曲をやってくれて嬉しい。今日のメンツはメジャーどころばかりだけど、音楽性だけでなく、存在そのものがオルタナティブに感じる。ポケモンのSEは毎度アガるし、客が圧縮して、僕もその波に乗って前方へ。セッションから始まって〈海が〜〉だけでテンションの上がる1曲目「天王寺減衰曲線」。大阪でこの曲が聴けるのはなんだか嬉しい。そのまま「天使になるかもしれない」 「奇跡」とショートチューンを立て続けに。ゴリゴリのベースイントロから始まった4曲目「君の秘密になりたい」。長尺のアウトロもほんと聴きいってしまう。ここでヤマパンの寝てないアピールのMCを挟んで、モデルとなったライブハウスが明日にも閉店してしまうということで5曲目「二条駅」。6曲目「S区宗教音楽公論」は東京がモチーフの曲で関西で聴くのは新鮮。名曲「京都線」からのラストは客がさらに圧縮する「空のオルゴール」。正直、ラスト「あきらめのすべて」やってくれないかなーと思っていたので、また次回に期待。それにしても「夜間通用口」をやらないとは思わなかった。普通に聴きたかったぜ。
〈セットリスト〉
リハ①市營葬儀
リハ②奇跡
リハ③SSME
1. 天王寺減衰曲線
2. 天使になるかもしれない
3. 奇跡
4. 君の秘密になりたい
5. 二条駅
6. S区宗教音楽公論
7. 京都線
8. 空のオルゴール
甲賀流のねぎソースたこ焼きを食べて回復。
・SiM(15:40〜R-STAGE)
まともにライブを観るのは大学の学祭以来だから5年ぶり。あのときは果敢にモッシュゾーン行って、帰りに吐くという経験をしたので、今日は後方で大人見。SiMは中学生のとき、ハマったバンドで、あの頃と比べてラウドロックは聴かなくなってしまったし、SiMの曲もそんなに聴くことはなくなった。けど、今日のライブの4曲目まで知ってる曲ばかりでアガった。会場の後方までちゃんと沸かせていて、SiMってほんとラウドロックのベテランになって市民権を得たんだなと思うし、SiMには大きい会場が似合う。5曲目「THE Rambling」では巨人のアニメーションがモニターに映し出される。6曲目や9曲目のエレクトロニカの取り入れ方がSiMの今のモードなんだと思うけど、マイケミのラストアルバムのような方向性に行こうとしてるのか?MCで「元気が1番!みんな元気ですかー?」と投げかけてから「じゃあ死ねー!」と始まった「KILLING ME」はカッコいいし、1番初めにSiMを知った曲。「f.a.i.t.h.」では前方だけ、ウォールオブデスするかと思いきや、ちゃんと最後方まで道がくっきり切り開かれ、結局僕も参加してしまった。今日はモッシュなんて巻き込まれる予定なんてなかったのに。けど、楽しかったよ。そういえばダイブするパンダの着ぐるみの人が映っていてウケた。
〈セットリスト〉
1.Jack B
2.Amy
3.T×H×C
4.Blah Blah Blah
5.THE Rambling
6.Devil in your heart
7.KILLING ME
8.f.a.i.t.h.
9.DO THE DANCE
・indigo la End (16:50〜R-STAGE)
前髪が目にかかってスーツ姿で登場した川谷絵音マジかっけぇ……。ここ2作くらいアルバムが超カッコいいのでライブを初めて観ることができて嬉しかったが、あの大傑作アルバム『夜行秘密』からは1曲もやらずでがっくし。それでも代表曲「夜明けの街でサヨナラを」「想いきり」「夏夜のマジック」「名前は片想い」あたりが聴けて嬉しかった。女性キーボードと女性コーラスがいることで、川谷のハイトーンボーカルと女性コーラス×2が合わさってかなりパワフルでリッチなボーカルに。今日イチ、オシャレでチルなライブ。川谷のMCは声が細すぎて何言ってるかわからなかったけど。今、ここまでの人の信頼を集めているのは、このバンドが信念を曲げずにやってきたからこそ。
〈セットリスト〉
1.夜明けの街でサヨナラを
2.想いきり
3.悲しくなる前に
4.実験前
5.春は溶けて
6.ラムネ
7.夏夜のマジック
8.名前は片想い
・くるり(18:00〜R-STAGE)
夏のワンマンライブには仕事の都合で行けず、ライブを観るのは去年12月のワンマン以来1年ぶり。何度かワンマンには行ってるけど、いつも観づらい位置ばかりだったのが、今回はかなり前の方に行けたのでメンバー5人がちゃんと見える視界良好の位置に。その時点でかなり嬉しい。往年のファンっぽい人もいるし、若い人もかなりいて、くるりのファン層の広さを感じる。リハから「Morning Paper」やってくれて、もうその時点でモノがちげぇって感じ。1曲目からイントロで客が息を飲む「東京」。ギターソロのアレンジは「ガガッ」ってやらないのを印象づけないためなのかな。3曲目はギターから入ってピアノのイントロから美しい「ばらの花」。アウトロでピアノのみになるアレンジ美しすぎですね。4曲目は新曲だという「瀬戸の内」。ギターの松本はマンドリンに持ち替え、岸田はアコースティックに。素朴に美しい、くるりらしい曲だった。5曲目はイントロから今日イチの盛り上がりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」。会場は一気にダンスフロアに。〈上手に割れたらいいな〉って歌詞良いよね。からの「ロックンロール」で本当に天国行っちゃうほど満足。ラストは壮大な「潮騒のアリア」でシメ。くるりがどれだけ名曲を送り出してきたのかがわかるセトリ。今年もくるりのライブが観れて良かった。
〈セットリスト〉
リハ①Morning Paper
1. 東京
2. There is (always light)
3. ばらの花
4. 瀬戸の内
5. 琥珀色の街、上海蟹の朝
6. ロックンロール
7. 潮風のアリア
急いでZ-STAGEに向かうとユニゾンは「センチメンタルピリオド」の終盤で、ラストの爆速「Cheap Cheap Endroll」を観れて満足。来月のワンマンが楽しみだ。
・マカロニえんぴつ(19:20〜Z-STAGE)
なんとか前方エリアで観れる。こんな大人数のステージでマカえんって大スターになったんだな。1曲目「洗濯機と君とラヂオ」でアゲてから、2曲目「レモンパイ」ではイントロから歓声が上がる。3曲目はフェスであまりやらない、FM802のために作ったみたいなものだという「listen to the radio」。ここで気づいたけど、後ろのモニター映像は秋のワンマンを流用したもの。ということは今日のセトリはワンマンからの選曲かなと予想。4曲目は紅茶花伝のCMに使われた「poole」。聴くたび、曲調が紅茶にピッタリだなと思う。終盤、ハードロック展開になって、はっとりのシャウトも炸裂。というか今日は何度もはっとりのシャウトが炸裂していて、張りのある声はまさにロックスター。「リンジュー・ラヴ」も、「悲しみはバスに乗って」もちゃんと口ずさめるのがポップスターの証。疾走感のある「ワンドリンク別」「 忘レナ唄」が続く。「忘レナ唄」はほんとギターロックって感じで好きだし、はっとりと田辺が同じ動きをしたり、向かい合って弾きあったりして楽しい。ラストの「なんでもないよ、」の1番のサビをまるまる客に歌わせる姿はまるでオアシスのようだった。
〈セットリスト〉
リハ.①ハートロッカー
1. 洗濯機と君とラヂオ
2. レモンパイ
3. listen to the radio
4. poole
5. リンジュー・ラヴ
6. 悲しみはバスに乗って
7. ワンドリンク別
8. 忘レナ唄
9. なんでもないよ、
・ASIAN KUNG-FU GENERATION(20:30〜 Z-STAGE)
誰にだって、カッコいいと思えるギターロックを作り続けてきたバンドの安心感。この秋冬にかけてやっていたファン感謝祭モードのセトリを期待したけど、完全なるフェスセトリモードでした。視界の先にいるアジカンメンバー4人が横並びで観れることに興奮するよ。初っ端からあのドラムからワクワクする「君という花」。イントロから大歓声の「リライト」。間奏部分でゴッチが「ネット上で周りの客の歌声がうるさかったとかあるけど、そういう曲だから笑」とMCを挟んだのち、〈消してリライトして〉は観客の大合唱。「Easter」もよくフェスで披露される曲だけど、ストレートなカッコよさがあるし、アジカンにとって信頼されてる曲なんだろう。アニメタイアップな「エンパシー」「出町柳パラレルユニバース」と続いて、6曲目はイントロからノリノリになっちゃう「Re: Re:」。やっぱ大好きな曲。山ちゃんが前に出てきてベースが鳴り響く「遥か彼方」で終幕。アンコールは「ソラニン」かと思いきや、「転がる岩、君に朝が降る」。確かにコレもシメにはあうよね。
〈セットリスト〉
1. 君という花
2. リライト
3. Easter / 復活祭
4. エンパシー
5. 出町柳パラレルユニバース
6. Re: Re:
7. 遥か彼方
アンコール
8.転がる岩、君に朝が降る
大混雑な人混みを抜けて、L-STAGEでやっていたフジファブリックをラスト20分くらい観た。僕は志村さんがいた頃のフジは大好きで、日々の情景を歌う趣深いバンドという印象。そういったセンスの良さが現体制の楽曲には感じないし、あの声こそフジの魅力だったなと思う。20年のベイキャンプ以来2度目だけど、前見たときより歌い方が志村に寄ってる気がしたのは気のせい?前見たときもやってた祭囃子を取り入れた曲とかダサいからほんとやめてほしいよ。本編ラストで「若者のすべて」をやらなかったので、アンコールで絶対やるっしょ!と思っていたら知らん曲やられて、即退散。絶対に「若者のすべて」だけはやるしかないんだよ。もう終わったんだなと感じた。
事前に買っていたシャトルバスに乗って弁天町駅へ(便利!)。車内ではFM802の特別プログラムとして、本日のライブ音源で、まずPK shampooのよれまくりのコーラス(笑)の「京都線」と、WurtSの「わかってないよ」が流れて到着。ちょっと歩いたとこにあるすき家でマグロ丼と牛丼の2つ頼んで食べちゃった。
僕は関東の人間なんで、FM802は聴いたことなかった。けど、今日のブッキングのメンツ、タイムテーブルの組み方からロックバンドのフェスである矜持を感じる。音響も良かったしフロアの自由な感じや音楽だけでなく色んな催しがある感じがとても素晴らしく素敵なフェスだなと感じた。また来たい。たぶんCDJより好きなメンツが揃うから。ホテルのベッドで、FM802のレディクレ後のくるりインタビュー聴きながらこの文章を書いてる。