情報
制作:サンライズ
監督:谷口悟朗
脚本:大河内一楼
期間:2003年10月〜2004年4月
話数:26話
声優
ハチマキ:田中一成
タナベ:ゆきのさつき
フィー:折笠愛
ユーリ:子安武人
フィリップ:岡田吉弘
ラビィ:後藤哲夫
エーデル:伊藤舞子
クレア:渡辺久美子
チェンシン:檜山修之
感想
宇宙ゴミ(デブリ)を回収する仕事のデブリ課。デブリ課はテクノーラ社でどこかバカにされる存在。そんなデブリ課に新入社員としてタナベがやってくる。
バカにされる部署と個性的な仲間って設定は定番だけどいい。異端な部署というと『時効警察』を思い出すし、社内の個性的な仲間というと『踊る大走査線』を思い出す。サラリーマン的世界観の中、「正義」と「愛」で一点突破するタナベというのも踊るの青島に似てる。
序盤は正直、見るのがしんどかった。各話テンプレを超えないしギャグの精度も低い。きついなーと思っていると9話からギャグの代わりにラブコメがサブプロットとして導入されて見やすくなった。やっぱコメディってセンスが問われるからシリアスよりも大変なんだと思う。また、キャラのバックボーンを見えてきて感情移入しやすくなった。16話以降は「恋愛」から「夢」の話題に。
16話:空間喪失症(暗闇に耐えられない)になってしまうハチマキ。
17話:父親に「わがままにならないと夢は叶えられない」的なことを言われるハチマキ。
18話:デブリ課に解散命令。課長補佐と係長補佐の男気。
19話:ハチマキが木星へ行く宇宙船の試験へ。テクノーラ社を退社。
20話:クレアがデブリ課に左遷。チェンシーとハチマキの対立。
21話:ハキムがテロリストだと発覚。
というような形で怒涛のクライマックスを迎える。
記憶に残ったキャラはフィリップとラビィ。『踊る』におけるスリーアミーゴス的な立ち位置のキャラ。故に19話の男気を出す場面は好き。22話のデブリ課が一時的に月の会社の手伝いにいく話で、月のデブリ課を訪ねるとテクノーラのデブリ課と似た歓迎(バカっぽい感じ)をされ、フイリップが「デブリ課はやっぱデブリ課だなぁ」と嬉しそうに言うシーンがなんだか心に残ってる。