電池メンタル社会人日記

映画やライブの感想書きます

第七世代について

今でも深夜には面白いバラエティ番組はあるけれど、テレビの中でバラエティが黄金期だったのはいつかって考えることがある。たぶん、それは1975年〜1980年生まれ(40歳〜45歳)くらいだと思う。幼少期にドリフと『ひょうきん族』があり、10代でとんねるずダウンタウンウッチャンナンチャンの番組に出会い、00年代前半に『内村プロデュース』、『めちゃイケ』の全盛期、『ロンハー』の過激なドッキリを見る。00年代後半には『ゴッドタン』がリアタイできる時間帯でスタート。今、僕は20歳だけど、明らかにこの世代がテレビバラエティの面白かった時代を味わえてると思う*1。バラエティの全盛期はバラエティの隆盛が激しかった時代にも見える。それが終わったのが『ピカルの定理』が終了した13年だと思う。『ピカル』終了以降、フジテレビは『めちゃイケ』『はねトび』に続く若手コント番組を作ることをやめ、若手を育て排出することやめたのだ。それは80年代から続いたコント番組の終焉でもあった。僕の感覚では13年以降、どこかのっぺりした時代が続いた。毎年、新しい若手芸人はテレビ界に現れているのだろうけど変化がない感じ。けれど、それが変わったのが18年だった。キングオブコントハナコ、Mー1で霜降り明星が優勝した。どちらも20代で「第七世代」という言葉が誕生して新しい風が吹いた。くくった言葉の力は凄く、第七世代はバラエティ番組にたくさん出演するようになった。18年のMー1は08年のMー1(ノンスタ、オードリー、ナイツ)以来に新人テレビタレントを排出した感じで、その流れは19年も続いてる。キングオブコントについては、15年から始まった審査員の体制が人数もメンツも変わってないのでそろそろ変えた方がいいと思う。僕は第七世代の芸人が好きだけど、多分これからも次の世代の芸人が登場するだろう。そのとき、僕より年下の次世代芸人を素直に笑えるかはわからない。別に芸人になりたかったとかじゃなくて、何者にもなれなかった自分が生む屈折した嫉妬心のフィルターがかかってしまいそう。まぁ今はそんなこと考えたってしょうがないし、何者かになれるように頑張るしかないのだけれど。

*1:00年代後半〜10年代前半のニコ動全盛期とも僕はズレている。ニコ動文化も後追いだ。僕はテレビもネット全盛期に間に合ってない。僕たちの世代で全盛期になるものは一体何なのだろうか。